Windows 更新・機能管理の基本
1. .NET Framework installation
.NET Frameworkは、多くのWindowsアプリケーションを動かすための実行基盤(ランタイム)です。
特徴: Windows 10/11以降では、バージョン4.8などは標準搭載されていますが、
古いアプリに必要な「3.5 (2.0/3.0含む)」は別途インストールが必要です。
注意点: インターネットに接続されていない環境(オフライン環境)では、
Windowsのインストールメディア(ISO)をソースとして指定してインストールする必要があります。
2. Features on Demand (FoD)
Features on Demandは、必要に応じて追加できるOSの機能パッケージです。
役割: OSの初期サイズを軽量化するため、言語パック、手書き認識、
古いエクスプローラーの機能などは標準では含まれていません。
仕組み ユーザーが「設定」やコマンド(DISM)から追加を要求した際に、
Windows Updateや指定されたサーバーからバイナリをダウンロードしてインストールします。
3. Installing additional features or roles
Windows Serverやデスクトップ版Windowsにおいて、特定の役割(Role)や機能(Feature)を有効化するプロセスです。
役割 (Roles): Webサーバー(IIS)やActive Directoryなど、コンピューターを特定の「役職」に就けるもの。
機能 (Features): バックアップツールや.NET Frameworkなど、役割を補助するツール群。
ツール: 主に「サーバーマネージャー」やPowerShellの `Install-WindowsFeature` コマンドを使用します。
4. Windows Patching
Windows Patchingは、OSの脆弱性の修正(セキュリティパッチ)やバグ修正を適用する作業全般を指します。
目的: セキュリティの維持とシステムの安定化。
現在の主流: 以前は個別の修正プログラムが配布されていましたが、
現在は複数の修正を一つにまとめた「累積更新プログラム(Cumulative Update)」形式が主流です。
5. Windows Servicing Architecture
Windowsがコンポーネントを管理し、更新するための内部構造のことです。
CBS (Component-Based Servicing): 更新の指示を出し、依存関係をチェックする司令塔。
CSI (Component Servicing Infrastructure): 実際にファイルを入れ替える作業員。
WinSxS(Windows Side-by-Side)フォルダは、
C:\Windows\WinSxS にあるシステムコンポーネントの格納領域(コンポーネントストア)です。
6. Windows Update Agent (WUA)
クライアントPC上で動作し、更新プログラムの確認・ダウンロード・インストールを制御するソフトウェア・エンジンです。
役割: Microsoft UpdateサーバーやWSUS(社内更新サーバー)と通信し、自分のPCに必要なパッチがあるか照会します。
実行: `wuauclt.exe` や `usoclient.exe` などのプロセスがこれに関連し、
バックグラウンドで「更新プログラムのチェック」を行っています。
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まとめ:関係図
1. WUAが更新を見つけ、
2. Servicing Architecture (CBS) が処理を受け取り、
3. Patching(修正)や Features on Demand(機能追加)を WinSxS に書き込む。
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