元ねたはありますが、消されたときのためにコピーします。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/2099/ms-dos.html
ADDDRY 外部コマンド (ADDDRV.EXE)
ADDDRV [ドライブ名:][ディレクトリ名]定義ファイル名
ADDDRV DOSIME.SYS ・・・・・・DOSIME.SYSで記述するデバイスドライバを組み込む
デバイスドライバを組み込む。定義ファイルには、テキスト形式で「DEVICE=」ではじまるデバイスドライバ設定行を記述しておく。通常組み込めるのは1つだけだが、DOSIME.SYSだけは、それとは別に組み込める。
ATTRIB 外部コマンド (ATTRIB.EXE)
ATTRIB [+R | -R] [+A | -A] [+S | -S] [+H | -H] [ドライブ名:] [ディレクトリ名] ファイル名 [/S]
+R 読み取り専用属性にする
-R 読み取り専用属性にしない
+A アーカイブ属性にする
-A アーカイブ属性にしない
+S システム属性にする
-S システム属性にしない
+H 隠しファイル属性にする
-H 隠しファイル属性にしない
/S サブディレクトリ内のファイルについても処理する
ATTRIB *.* ・・・・・・指定ファイルの属性を表示する
ATTRIB +H FILE.TXT ・・・・・・FILE.TXTを隠しファイル属性にする
ファイルの属性の表示と設定を行なう。「ATTRIB +H -R +A FILE.TXT
Enter」のように、複数の属性の設定もできる。見えないファイルや上書きできないファイルがあったときには、このコマンドで確認してみると良い。
BREAK 内部コマンド
BREAK [ON | OFF]
BREAK ON
BREAKがOFFの状態では、キーボード入力/画面出力/プリンタ出力の時点でしか中断キー(
CTRL +
C /
BREAK /
STOP)をチェックをしないため、ディスクアクセスが延々と続く処理(大きなファイルのコピー等)は中断できない。BREAKをONに設定すると、ディスク入出力の途中でも中断キーをチェックするようになる。スイッチをつけないと、現在の状態が表示される。
CHCP (DOS/Vのみ) 内部コマンド
CHCP [コードページ番号]
CHCP 437 ・・・・・・英語モードにする
CHCP 932 ・・・・・・日本語モードにする
日本語モードと英語モードの切り替えを行なう。引数を指定しなかったときには、現在のコードページ番号が表示される。コードページ番号を指定するのは面倒なので、Windowsには最初からJP.BAT、US.BATというバッチファイルが用意されている。
CHEV (COS/Vのみ) 外部コマンド (CHEV.EXE)
CHEV [US | JP]
CHEV US ・・・・・・英語モードにする
CHEV JP ・・・・・・日本語モードにする
日本語モードと英語モードの切り替えを行なう。引数を指定しなかったときには、現在のモードが表示される。このコマンドは旧MS-DOS時代に使われていたもの。現在は、CHCPコマンドを使えばよい。
CHDIR(CD) 内部コマンド
CHDIR [ドライブ名:][ディレクトリ名]
CD C:\WINDOWS ・・・・・・カレントディレクトリをC:\WINDOWSに変更
引数を付けないとカレントディレクトリを表示する。引数を付けると、それが新しいカレントディレクトリとなる。
C:\>CD ・・・・・・引数なしでCDコマンド実行
C:\ ・・・・・・カレントディレクトリが表示された
C:\>CD C:\WINDOWS ・・・・・・引数付きでCDコマンド実行
C:\WINDOWS ・・・・・・カレントディレクトリが変更された
C:\WINDOWS>CD.. ・・・・・・カレントディレクトリを1つ上の階層にする
C:\> ・・・・・・カレントディレクトリが変更された
CHKDSK 外部コマンド(CHKDSK.EXE)
CHKDSK [ドライブ名:][ディレクトリ名] ファイル名
[/F] [/V]
/F ディスクエラーを修復する
/V ディスクの全ファイルのファイル名をパス付きで表示する
CHKDSK C: Cドライブの情報表示とチェック
ディスクやメモリの使用状況を表示する。ディスクのチェックも行なってくれる。旧MS-DOSでは、/Fオプションをつけて実行することで、エラーの修復を行なうのが慣例だった。しかし、実際に実行してみるとわかるように、現在はWindowsの「スキャンディスク」を使うべきである。なお、Windows95のOSR2以降のDOS/Vでは、「/V」スイッチが使えない。
CLS 内部コマンド
CLS
CLS
画面の文字をすべて消去する。ClearScreenの略。
COPY 内部コマンド
COPY [/A | /B] コピー元 [/A | /B] コピー先
[/V] [/Y | /-Y]
/A テキストファイルとしてコピーする
/B バイナリファイルとしてコピーする
/V コピー時に照合する
/Y 上書き確認メッセージを表示しない
/-Y 上書き確認メッセージを表示する
COPY FILE.TXT D: ・・・・・・FILE.TXTをDドライブにコピー
ファイルをコピーするために使用するコマンド。つぎのように「+」を付けて送り側を複数記述すると、FILE1.TXTとFILE2.TXTをADD.TXTに連結できる。
COPY FILE1.TXT + FILE2.TXT ADD.TXT
ワイルドカードを使って次のように記述することで、コピー元として検索された複数ファイルを連結できる。
COPY *.TXT ALL.TXT ・・・・・・*.TXTファイルを連結する
/A、/Bは、つけるとファイルの末尾に^Zというコードが挿入されたり、ファイル内の^Zというコードまでしかコピーされなくなったりするので、通常は不要。
COMMAND 外部コマンド (COMMAND.COM)
COMMAND [ドライブ名:][ディレクトリ名] [/E:数値]
[/L:数値] [/U:数値] [/P] [/MSG] [/LOW] [/Y
[/[C | K] コマンド]]
/E 環境変数領域の初期サイズを指定 (128~32768)
/L 内部バッファサイズを指定 (128~1024)
/U 入力バッファサイズを指定 (128~255)
/P 新しいCOMMAND.COMを常駐する (終了不可)
/MSG メモリ内にエラーメッセージを記憶
/LOW COMMAND.COMの常駐部をコンベンショナルメモリに読み込む
/Y /C、/Kを付けてバッチファイルを指定したときに1行ずつ確認する
/C コマンドの実行が終わった後でEXITする
/K コマンドの実行が終わった後でEXITしない
COMMAND C:\ /P /E:1024
コマンドプロセッサを起動する。MS-DOSがプロンプトを出しているときには、最低限1つのCOMMAND.COMが起動して、コマンド入力の監視、入力されたプログラムの実行などを行なっている。また、内部コマンドがこの中に含まれている。
MS-DOSのプロパティの [プログラム] タブ→
[コマンドライン] に内部コマンドを記述するときには「C:\WINDOWS\COMMAND.COM
/K DIR」のように設定する。
CVT 外部コマンド (CVT.EXE)
CVT [ドライブ名:] [/CVT32] [/NT5]
/CVT32 間違ってFAT32に変換しないようにするためのもの。これを指定しないと実行はキャンセルされる。
/NT5 FAT32に対応したWindowsNTがインストールされている場合には、これをつけることによりデュアルブートが可能になる。
CVT D: /CVT32 ・・・・・・DドライブをFAT32にする
FAT16をFAT32に変換する(ディスクの内容はそっくり引き継がれる)。MS-DOSモードでのみ実効可能。ただし通常の場合は、Windowsの「ドライブコンバータ」を使うこと。ウィザードでいくつかの設定をした後で、MS-DOSモードに切り替えてこのコマンドを実行してくれる。
DATE 内部コマンド
DATE [日付]
DATE 1998-12-24
日付の表示と設定を行なう。引数として日付を指定すると、その日付が設定される。引数なしにすると現在の日付が表示され、続けて新しい日付が設定できる。日付の変更が不要ならば
ENTERキーを押せば良い。
DEBUG 内部コマンド
DEBUG [コマンドファイル 引数]
DEBUG MORE.COM FILE.TXT
MS-DOSのプログラムをデバックする。じっこうすると「 _ 」というプロンプトになる。ここでは次のコマンドが使える。起動ディスクに入っているが、一般ユーザーは使いようがない。
各コマンドとその意味は、次のとおりである。
- ?
ヘルプを表示する - A [アドレス]
入力したニーモニックコードをアセンブルし、指定アドレスへ格納する。「A
100 ENTER」とすれば、100番地から入力開始になるまで、あとは「CALL
0100 ENTER」のようにニーモニックを入力していけばよい。 - C 範囲 アドレス
指定範囲のデータを、指定アドレスからのデータと比較する。「C
100,200 300 ENTER」とすれば、100~200番地のデータを300番地からのデータと比較する。 - D [範囲]
指定範囲を16進ダンプする。「D 100,200
ENTER」で100~200番地を16進ダンプする。 - E アドレス [データ]
指定アドレスから1バイトずつ16進入力する。「E
100 AA,FA,01」 もしくは「E 100 AA
FA 01」
のようにしてデータを入力することもできる。データには「E
100 "test"」 のように文字列も指定できる。 - F 範囲 データ
指定範囲を指定したデータで埋める。「F
100,200
11,22 ENTER」 とすれば、100~200番地が11,22,11,22……というデータで埋まる。 - G [=アドレス] [ブレークポイント]
指定したアドレスからプログラムを実行し、ブレークポイントのアドレスに達すると中断する。ブレークポイントを省略した場合は、プログラムが終了するまで実行する。開始アドレスを省略した場合は、現在のCS:IPレジスタペアの位置からプログラムを再開する。 - H 数値1 数値2
16進数の計算を行なう。「H 1111
2222 ENTER」 とすると、加算した答えと減算した答えが「3333
EEEF」 のように表示される。 - I ポート
指定したI/Oポートから1バイトのデータを入力し、結果を2桁の16進数で表示する。 - L [アドレス] [ドライブ] [セクタ] [バイト数]
指定したアドレス(省略時は100番地)に、指定ドライブの論理セクタからデータを読み込む。ドライブはA:なら0、B:なら1…という数値で表す。たとえば「L
100 0 31 200」 は、ドライブAの論理セクタ0031から200バイトを100番地に読み込む。ドライブ以降を省略すると、DEBUG起動時の引数又はNコマンドで指定されたファイルからプログラムを読み込む。たとえば「L
100」 は現在指定されているファイルを100番地に読み込む。 - M 範囲 アドレス
指定範囲のデータを、アドレスで指定した場所へ移動する。「M
100,200 300 ENTER」 とすれば、100~200番地の内容を、300番地以降へコピーする。 - N [パス名] [引数]
DEBUG起動時のコマンドライン引数を再設定する。たとえば「N
A:\TEST.COM FOO」 を実行すると、以後は「DEBUG
A:\TEST.COM FOO」 というコマンドラインが指定されたものとみなされる。[パス名]は、LコマンドやWコマンドで読み書きするファイル名になる。[引数]は、Gコマンド実行時にコマンドライン引数としてプログラムに渡される。 - O ポート バイト値
指定したI/Oポートに1バイトのデータを出力する。 - P [=アドレス] [ステップ]
ステップオーバー方式のプログラムのトレース。指定したアドレスからプログラムを実行し、指定ステップ数のマシン語命令を実行して、1名例ごとのレジスタ等を表示する。CALL命令やINT命令は1ステップとして数え、サブルーチンの中身はトレースしない。 - Q
DEBUGコマンドを終了する。 - R [レジスタ]
「R ENTER」 でレジスタ値を表示する。「R AX ENTER」 のようにすることでAXレジスタの値の変更が行なえる。 - S 範囲 データ
指定範囲から、データが存在するアドレスを表示する。「S
100,200 0D,11 ENTER」 とすれば100~200番地から「0D,11」 というパターンのデータを検索して、アドレスを表示する。 - T [=アドレス] [ステップ]
ステップイン方式のプログラムのトレース。指定したアドレスからプログラムを実行し、指定ステップ数のマシン語命令を実行して、一命令ごとのレジスタ等を表示する。CALL命令やINT命令があると、そのサブルーチンの中身もトレースする。 - U [アドレス]
逆アセンブルする。「U 100 ENTER」 とすると、100番地から逆アセンブルする。 - W [アドレス] [ドライブ] [セクタ] [バイト数]
指定したアドレス(省略時は100番地)のデータを、指定ドライブの論理セクタに書き出す。ドライブは、A:なら0、B:なら1…という数値で表す。たとえば「W
100 0 31 200」 は、100番地から200バイトのデータをドライブAの論理セクタ0031に書き出す。ドライブ以降を省略すると、DEBUG起動時の引数またはNコマンドで指定されたファイルにプログラムを書き出す。このときBX:CXレジスタペアでファイルサイズを指定する。たとえば「W
100」 100番地から始まるBX:CXで指定されたバイト数のデータを、現在の指定ファイルに書き出す。 - XA [ページ数]
指定したページ数のEMSメモリを確保する。確保に成功すると、そのEMSハンドルを表示する。 - XD [ハンドル]
XAコマンドで確保したEMSメモリとEMSハンドルを解放する。 - XM [論理ページ] [物理ページ] [ハンドル]
指定した論理ページを物理ページにマッピングする。 - XS
現在のEMSメモリ状態を表示する。
注: 範囲は「開始アドレス,終了アドレス」という形式、または「開始アドレス,Lバイト数」という形式で指定する。たとえば、「100番地から200番地」なら「100,200」とし、「100番地から80バイト」なら「100,L80」とすればよい。DやUコマンドなどは,引数なしで実行することで、続きのアドレスを表示してくれる。
DEL (ERASE) 内部コマンド
DEL (またはERASE) [ドライブ名:][ディレクトリ名]
ファイル名 [/P]
/P 削除確認メッセージを表示する。
DEL FILE.TXT ・・・・・・FILE.TXTを削除
ファイルを削除するコマンド。MS-DOSで削除したときには、Windowsのごみ箱に入らないので注意。削除したファイルは、基本的には復活できない。
DELDRV 外部コマンド (DELDRV.EXER)
DELDRV
DELDRV ・・・・・・ADDDRVで組み込んだデバイスドライバをはずす
ADDDRVで組み込んだデバイスドライバをはずす。
DELTREE 外部コマンド (DELTREE.EXE)
DELTREE [/Y] [ドライブ名:][ディレクトリ名]
/Y ディレクトリ削除確認メッセージを表示しない
DELTREE C:\WORK ・・・・・・CドライブのWORKディレクトリを削除する
ディレクトリをサブディレクトリごと削除する。実行すると、直後に「ディレクトリC:\WORKとすべてのサブディレクトリを削除しますか(Y/N)?」と表示される。ここで
Yキーを押すと削除される。
DIR 内部コマンド
DIR [ドライブ名:] [ディレクトリ名] [ファイル名]
[/P] [/W] [/S] [/B] [/A:属性] [/O:並べ順]
[/L] [/V] [/Z] [/4]
/P 画面単位でスクロールをとめる
/W ワイド表示
/S サブディレクトリも表示する
/B ファイル名のみを表示する
/B /S この組み合わせだと,ファイル名がパス付きで表示される
/A すべての属性を表示する
/AD ディレクトリを表示する
/AR 読み取り専用のファイルを表示する
/AH 隠しファイル属性のファイルを表示する
/AS システムファイル属性のファイルを表示する
/AA アーカイブ属性のファイルを表示する
/A- 指定した属性以外を表示する(例: /A-D ディレクトリ以外を表示する)
/ADR 属性を複数指定した場合には,両方満たしたファイルだけが表示される
/O ディレクトリを先に表示し、ファイル名順で表示する
/ON ファイル名順で表示する
/OS ファイルのサイズ順で表示する
/OE 拡張子順で表示する
/OD 日付順で表示する
/OG ディレクトリを先に表示する
/OA 最終サクセス順で表示する
/O- 逆順で表示する (例: /O-N, ファイル名の逆順で表示する)
/ONS 並べ順が複数指定されていると最後の指定が有効になる
/L 小文字で表示する
/V 詳細を表示する
/Z 8.3形式で表示する
/4 年の表示を4桁にする(Windows98のみ)
DIR C:\WINDOWS
指定したディレクトリにあるファイル名の一覧を表示する。
DISKCOPY (DOS/V) 外部コマンド (DISKCOPY.EXE)
DISKCOPY [コピー元ドライブ: コピー先ドライブ:]
[/1] [/V] [/M]
/1 ディスクの片面だけコピーする
/V コピー時に照合する
/M メモリだけ使ってコピーする
DISKCOPY A: B: ・・・・・・A:からB:にディスクコピーする
フロッピーディスクの全内容をトラック単位でコピーする。これで,コピー先はコピー元とまったく同じ内容になる。ただし,コピー元のデータは完全になくなってしまうので,十分注意して実行すること。ディスクにデータが詰まっているときには、COPYコマンドよりも高速。また、Windowsでディスクコピーしたときには、コピー先がフォーマットされている必要があるのに対して、DISKCOPYコマンドならコピー先を自動的にフォーマットしてくれる。フロッピーディスクが一台しかないときには、
DISKCOPY A: A:
とすればよい。ディスクの差し替え要求が表示されたら,コピー元のフロッピーディスクを取り出して,コピー先のフロッピーディスクを入れよう。
DISKCOPY (PC-98) 外部コマンド (DISKCOPY.COM)
DISKCOPY [コピー元ドライブ: コピー先ドライブ:]
[/P] [/Q | /V] [/M]
/P ディスク挿入や,処理終了時の再実行メッセージを表示しない
/Q コピー時の照合を省略する
/V 照合だけを行なう
/M メモリだけ使ってコピーする
DISKCOPY A: B: ・・・・・・A:からB:にディスクコピーする
DISKCOPY (DOS/V)を参照。
DISKINIT (PC-98のみ) 外部コマンド (DISKINIT.EXE)
DISKINIT [番号] [/P]
/P 確認メッセージを表示しない
DISKINIT
番号で指定したディスクかMOを物理フォーマットする。MS-DOSモードでのみ実効可能。
DOSIME バッチコマンド (DOSIME.BAT)
DOSIME
DOSIME
MS-DOS版の日本語入力システムを使えるようにする。実際には、ADDDRVコマンドによって、起動ドライブのルートにあるDOSIME.SYSという定義ファイルの内容が組み込まれる。
DOSKEY 外部コマンド (DOSKEY.COM)
DOSKEY [/B:サイズ] [/E [ON | OFF]] [/F:ファイル名]
[/H] [/I | /O] [/K:サイズ] [/L:サイズ]
[/M]
[/R]
DOSKEY マクロ名=[コマンド名]
/B マクロとコマンドの履歴バッファのサイズを設定する。省略値は512.DOSKEY導入中に実行するには「/R」を併記する。
/E マクロを実行するとき、実行されるコマンドを表示するかどうかを「/E:ON」または「/E:OFF」で指定する。省略値はON。
/F マクロの定義ファイルを指定する。
/H コマンド履歴を表示する。
/I コマンドラインの初期状態を挿入状態にする。
/O コマンドラインの初期状態を上書きモードにする。
/K キーボードのバッファサイズを指定する。省略値は15。DOSKEY導入時に実行するには「/R」を併記する。
/L 行編集のバッファサイズの最大値を指定する。省略値は128。DOSKEY実行時に実行するには「/R」を併記する。
/M 登録されているマクロの一覧を表示する。
/R DOSKEYを追加組み込みをする。そのぶん空メモリが減ってしまう。
DOSKEY
コマンドラインの入力を補助する。常駐ソフトなので、実行するとメモリに居座って機能する。DOSKEYには次の「ヒストリー機能」と「マクロ機能」がある。
- ヒストリー機能
一度入力したコマンドをバッファ(一時記憶領域)に記憶する。これを次のキー操作で呼び出して使うことができる。ただし、記憶されるのはDOSKEYコマンドが常駐したときからであり、それ以前のコマンドが記憶されていないし、「/R」を使って再組み込みしたときには、それ以前の記憶が消えてまう。記憶できるのは「/B」で指定したサイズまでであり、バッファがいっぱいになると古いものから消される。
キー | 意味 |
← → | コマンドラインのカーソルを文字を消すことなく左右に移動する |
↑ ↓ | 記憶されているコマンドを順番に呼び出す。↑を押すとかこのコマンドが表示され、↓を押すと新しいコマンドが現れる |
F7 | バッファに記憶されているコマンドを行番号つきで表示する |
Alt + F7 | バッファに記憶されているコマンドをすべて消す |
F8 | 呼び出したいコマンドの最初の数文字を入力してからF8を押すと、その出だしで始まるコマンドを呼び出してくれる。もう一度F8を押すと次の候補が表示される |
F9 | F9を押すと「行番号:」と表示される。F7で表示された番号を入力すると、対応するコマンドを呼び出すことができる。 |
- マクロ機能
コマンドの名前を別名で定義する。たとえば、
DOSKEY D=DIR /W
とすると「D ENTER」とするだけで「DIR /W ENTER」が実行されるようになる。登録は繰り返し行うことができる。マクロに関係するコマンド書式は表の通り。なお、「DOSKEY
DIR=DIR /WENTER」のような定義をしたときには一時的にマクロ定義を無効にして、単にDIRを実行したいときには頭に半角スペースを入れて「
DIRENTER」とすればよい。
コマンド | 意味 |
DOSKEY D=DIR /W | 「D」に「DIR /W」を定義する |
DOSKEY /M | 現在のマクロ定義を一覧表示する |
DOSKEY D= | Dのマクロ定義を取り消す |
Alt + F10 | すべてのマクロ定義を取り消す |
EDIT 外部コマンド (EDIT.COM、EDIT.EXE、EDIT.HLP、EDIT2.HLP)
EDIT [/B] [/R] [/S] [/桁数] [ドライブ名:]
[ディレクトリ名] [ファイル名]
/B モノクロ画面で表示する
/R 読み取り専用でファイルを開く
/S 長いファイル名を使用禁止する
/桁数 バイナリファイルを指定桁数で表示する(例: EDIT
/60 MEM.EXE)
EDIT FILE.TXT ・・・・・・FILE.TXTを編集する
マルチファイル対応、画面分割可能、文字列置換可能なテキストエディタ。MS-DOSプロンプトの場合に限りマウスでの操作ができる。DOS/Vでは、英語モードで実行すると、自動的に英語モード用のEDIT2が起動する。
EXIT 内部コマンド
EXIT
EXIT
MS-DOSプロンプトを終了する。正確にはCOMMAND.COMが終了する。
EXT 外部コマンド (EXT.EXE)
EXT
EXT
EXTRACTコマンドを助けるプログラム。実行すると、キャビネットファイル名、展開したファイル名などを尋ねてくるので答える。
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