VMware vSphereエンタープライズ・インテグレーション
伊藤忠テクノソリューションズ 著 翔泳社
4,410円(税込) 2010年10月 発行 ISBN 978-4-7981-2236-6
EVCの重要性(Enhanced vMotion Compatibility)
仮想化による共通基盤の大きな特徴として、拡張性が挙げられます。現実には、サーバーハードウェアの進化はとどまるところを知りません。基盤インフラの仮想マシン増加にともない、初期に構築したサーバー群とクラスタに追加予定のサーバーにCPU互換性がないためvMotionができないなどの問題も、始めから使用予定のサーバー台数を全て購入せず、暫時的に購入していくことが可能な仮想共通基盤ならではの悩みです
EVC(Enhanced vMotion Compatibility)はDRSが有効なクラスタに設定可能です。EVCは、Intel FlexMinration または AMD-V Extended Migration テクノロジーを使用して自動的にサーバーのCPUを構成し、古いサーバーと互換性を持たせるものです。
vCenter ServerでEVCを有効にすると、そのクラスタ内の全てのホストが構成され、vMotionにおけるCPUの互換性を保証します。EVCが有効なクラスター内では、ホストのCPU世代が異なってもvMotionが利用可能です。
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