▼AD DSの概要
AD DSはディレクトリサービスとして、ネットワーク上の各種リソース(ドメイン、コンピュータ、ユーザ、プリンター)の管理及び提供を行うことを目的としています。現在のネットワークでは、小規模なネットワークでも複数台のサーバがあり、共有フォルダーやプリンターなど、LAN上に様々なネットワークリソースがあります。
また、ネットワークリソースの数は増える傾向にあります。ネットワークリソースが増えるとネットワーク管理者にとっては管理が困難になり、ユーザにとっては情報を見つけるのが困難になります。これらの問題を解決するのがAD DSです。
▼利点
管理者も含め、5人のユーザがいるネットワークを考えてみてください。機能の異なるプリンターを下記ユーザのコンピューターに接続して共有しているワークグループ環境の場合、ユーザがどのコンピュータにどの共有プリンタが接続されているかを覚えておくことは困難です。
AD DSを使うと、プリンタの名前や機能で検索できます。AD DSでは、プリンタはネットワークソリューションの1つとして扱われ、ディレクトリサービスに「公開」できます。
また、AD DSの検索機能を使うと、ユーザは簡単にプリンターを見つけられるようになります。
▼Active Directoryオブジェクトの基本概念
AD DSは、ネットワークリソースを「オブジェクトとして扱い、オブジェクトを一元管理できます。オブジェクトとは、ディレクトリサービス内の情報のことです。
AD DSには、管理要件が似ているオブジェクトを一つのグループににm止める「組織単位(OU)」という機能があります。この機能を使うと、管理者の異なる部門ごとにユーザオブジェクトやコンピュータオブジェクトをまとめて、その部門のユーザーだけがコンピュータを使えるようにできます。
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