Active Directoryの概要について説明します。
Active Directoryについて
Active Directory ドメインサービス (AD DS)
ディレクトリサービスとして、ネットワークのユーザー、コンピュータ、プリンター、共有フォルダー、その他のデバイスなどに関する情報を格納します。
このサービスでは、ユーザーやコンピュータを認証したり、管理者が情報を安全に管理したり、ユーザーが簡単にリソースを検索したりできます。AD DSは、Windows Server 2003ではActive Directoryと呼ばれていました。
Active Directory ライトウェイトディレクトリサービス (AD LDS)
ディレクトリ対応アプリケーションに対して、アプリケーション固有の情報を格納する場所を構築できます。このサービスでは、ディレクトリサービスのみを提供するため、AD DSのようにActive Directoryドメインを構築する必要がありません。Active Directoryライトウェイトディレクトリサービスは、Windows Server 2003R2では、Active Directory Application Mode(ADAM) と呼ばれていました。
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Active Directory ドメインサービス(AD DS)が提供するディレクトリサービスの概念について説明します。
ディレクトリサービスについて
ディレクトリサービスとは、ディレクトリの情報を見つけやすくするためのサービスです。ディレクトリの情報は、ただそこにあるだけでは、見つけづらいものです。
また、使い方がわからなければ、単に「板」や「紙」になってしまいます。例えば、多数の会社がはいっている60階建てのオフィスビルに行く場合を考えてください。ビルの案内板は、階数ごとに並んでおり、壁一面に多くのテナント情報があるとします。この場合、目的の会社の階数や部屋番号を見つけることは困難になり、多くの時間がかかります。
このオフィスビルの案内板のように多くのテナントが存在する場合、たとえ五十音順やアルファベット順に並んでいたとしても、すぐに見つけることはできないでしょう。これでは、ディレクトリ(案内板)の意味が薄れてしまいます。
そこで情報を見つけやすくするのが、ディレクトリサービスです。例えば、デパートで「紳士服売り場はどこですか」と尋ねた時に案内板を確認して「紳士服売り場は3階です。」と答えてくれる受付係を置くサービスがディレクトリサービスです。
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